統合失調症を運動で克服

統合失調症を運動で克服

心の病気の改善に運動が有効だと近年様々な研究により謳われ始めています。統合失調症の克服の一つの方法として、運動の習慣をつけることも重要になります。あるイギリスの研究によると、統合失調症と診断を受けた患者に有酸素運動の習慣をつけさせたところ、認知機能が改善したといいます。

要するに、運動はうつ病や神経症だけではなく、より本格的と思われる統合失調症にもその効果の有用性を示すことができたわけです。

統合失調症の原因-グルタミン酸-

統合失調症の人の脳ではグルタミン酸が過剰になっているというグルタミン酸(NMDA)仮説が近年唱えられ始めていますが、運動を行うとこのグルタミン酸過剰の状態を改善することができるという様々な研究は示唆しています。
(https://www.sciencedaily.com/releases/2016/05/160517083040.htm)

グルタミン酸は脳内でアッパー系神経伝達物質(ドパミン、ノルアドレナリン)のカスケード(連鎖反応)を起こす根源物質で、グルタミン酸量が多過ぎると、それに伴う形で、ドパミン、ノルアドレナリンも上昇するため、統合失調症の人で起こりがちな幻覚や幻聴、パラノイア、関係念慮、思考伝播といった症状を示しやすくなります。

運動はグルタミン酸過剰を除去する

したがって、統合失調症を克服するには、脳内の過剰グルタミン酸量を減らしていく必要があるわけですが、そのプロセスで、運動は有効です。運動には脳領域に存在するグルタミン酸過剰を是正する作用が存在するからです。

そういった理由から、統合失調症の克服にもまた運動は有効であるといえるわけです。

どのような運動が統合失調症の克服に有効か?

主に有効なモノは有酸素運動(Cardio Exercise)です。有酸素運動とは、主に運動を行うことで心拍数が100~130程度に上昇するモノをいいます。具体例を挙げると、ジョギング、速歩、競歩、踏み台昇降、階段の昇り降り・・・・・・などです。

効果を出すの必要な時間

統合失調症の方の場合、様々な重篤な症状を抱えている場合もあるので、そう簡単に実行することはできないかもしれませんが、そのような方の場合でも最低5分間は有酸素運をやるようにした方が何もしないよりも遥かに良いのです。

特に軽度の統合失調症の方ほど大きな効果を実感するはずです。

統合失調症の克服に運動は役立つ

統合失調症の克服に運動だけではさすがに足りないといえますが、逆に言えば運動は統合失調症の克服に必要不可欠な存在であると捉えることも可能なのです。
(https://www.livingwithschizophreniauk.org/advice-sheets/exercise-schizophrenia/)

ご自身で無理にならない程度の塩梅(あんばい)から、運動の習慣をつけられることをおすすめします。

運動は脳の認知機能に効く

運動が脳の認知機能、記憶能力を改善したり、抗うつもしくは抗不安効果を示すことは様々な科学的研究によって既に知られています。

統合失調症の方の場合、認知機能に問題を抱えている場合が少なくありません。

そのため、運動を行うことで、症状が治まっていくことが非常に多くなるわけです。

統合失調症の人は太っている人が多い

統合失調症の人は太っているいわゆる肥満体系の人が少なくないといわれています。これは精神科医の間ではかなり有名な話です。運動の習慣をつけると肥満も解消され、一石二鳥です。

運動をして汗を流すと、食事もおいしくなります。QOLの改善のためにもぜひとも、運動は習慣化したいところです。

運動を始める際、はじめのうちはめんどくさいのですが、いったんそれを習慣化させると、簡単にできるようになっていきます。

まとめ

統合失調症の克服に運動は有効です。特に有効なのは有酸素運動です。有酸素運動の習慣をつけていくと症状は軽くなっていくはずです。今すぐ出来る範囲で実践されていってください。

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(参照文献)
・(https://www.sciencedaily.com/releases/2016/05/160517083040.htm)
・(https://www.livingwithschizophreniauk.org/advice-sheets/exercise-schizophrenia/)

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